レアメタルの市場価格
金や銀、銅や鉄などの多くのベースメタルは世界の主要な商品取引所、たとえばロンドン金属取引所(LME)やシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)、ニューヨーク商品取引所(COMEX)などで日々売買され市場価格の透明性が確保されています。
それに対して、ほとんどのレアメタルはベースメタルに比べればまだまだ流通規模が小さく、公正な市場価格の形成維持が困難となっているため、商品取引所に上場されていません。その代わりとして、経済紙や金属専門雑誌、Webニュースでの流通価格情報が取引の指標として用いられています。したがって、ベースメタルに比べると取引の透明性や即時性、流動性に乏しいと言えるでしょう。
また、レアメタルはさまざまな理由から需給バランスが崩れやすいことも特徴です。その使用用途が限られていることから、たとえばレアメタルに代わる代替技術が開発されると需要が急減する可能性もあり、市場価格も不安定です。しかしながらレアメタルの市場規模は拡大し続けており、ここ4年間で約3倍と言う数字も出ています。その他の市場への影響力も非常に大きなものがあります。
たとえば、日本におけるレアメタルの輸入量は4年サイクルで増減を繰り返しているのに対して、レアメタルの輸入金額を見てみると輸入量とは異なり、増加の一途をたどっています。輸入量そのもののピークが2004年だったのに対して、輸入金額は2005年以降も増加しています。つまり、輸入単価が上昇していることがわかります。
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