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レアメタル価格高騰の要因

ここ数年、レアメタルの国際市場価格の急上昇が相次いでいます。代表的なレアメタルを例に挙げてみると、2002年から2007年までの5年間で, ニッケルは約8倍, ネオジムは約6倍, タングステンは約4.7倍, プラチナは約2.5倍に価格が上昇しました。一番価格上昇が顕著だったのが、2002年から2005年までの3年間に国際市場価格が実に12倍に跳ね上がったインジウムでしょう。現在は、ピーク時の半値ほどに落ち着いています。

BRICsと呼ばれる国々(ブラジル・ロシア・インド・中国)や、南アフリカ、インドネシアなどの経済発展と、レアメタルを必要とする電子機器など生産量が急速に増えて、需要が急カーブを描いて増加していることに対して供給量が伴わず、価格の高騰が相次いで起こっているとみられています。

中でも特に中国の経済成長や、それに伴う内需の増加の影響は大きいと考えられています。
もともとは資源産出国であった中国やロシア、アフリカなどBRICsの国々が路線変更し、自国内の需要を優先するためにレアメタルの生産や輸出に制限をかけ始めたことの影響も非常に大きいです。さらに、レアメタルの価格高騰の背景には、将来の値上がりを狙った投機マネーの流れも無視することはできません。

それまでは、レアメタルの使用用途は限られており、特定の産業でしか用いられなかったり、代替材料があったり、国家レベルでの価格抑制策が功を奏していたりといった面から価格の高騰を抑えてきました。 しかし、レアメタルは2003年ころを1つの転換点として、価格上昇が目立つ鉱種が増え、その上昇率も顕著です。

この急激な価格高騰の背景には、需給のアンバランス化があると考えられています。

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