レアメタル価格高騰の要因(需要の拡大)
レアメタルの価格高騰の要因として、まず第1に需要の拡大があります。高機能化をはかった新製品の開発が進む中、レアメタルを活用した製品が増加しています。その代表が、フラットパネル型テレビやデジタルカメラ、携帯電話などの電子製品です。こうした電子機器は、製品寿命が構造材などと比べると短く、製品がある程度普及した後も引き続き需要が発生するため、原材料であるレアメタルの消費量も増加していくのです。
さらに、BRICs諸国などの新興国での急速な経済発展に伴って、こうした国や地域でも電気・電子製品の需要は拡大しています。たとえばフラットパネルとデジタルカメラの場合、2007年の時点で海外需要が全体の9割を占めていますが、これも新興国での需要拡大によるものです。
この傾向は継続していき、これからもさらに需要が拡大していくことが予想されています。
構造物や宇宙・軍事産業などと比べれば、小型電子機器のような製品1つ1つに使われるレアメタルの量ははるかに微量です。しかしながら、たとえ微量だとしても、その製品の数が莫大になれば、当然のように消費されるレアメタルの量も多くなるのです。
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