レアメタル価格高騰の要因(レアメタル産出国の政策転換)
レアメタルの価格高騰の要因として、三番目にレアメタル産出国の政策転換があります。レアメタルの産出国は非常に限られています。レアメタルそれ自体の偏在性はもちろんのこと、資源国の経済状況や治安状況などにも左右されるため、実際にレアメタルを生産できる国と地域はさらに限られてしまうことになります。
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たとえば、日本の備蓄政策の対象となっている7鉱種と、最近になって輸入量が増加しているビスマス・インジウム、レアアースを見てみると、そのうち7鉱種で生産量上位5カ国のシェアが9割を超えているのです。特にレアアースに関しては、その大部分が中国により生産・輸出されている状態です。
そのため、レアメタル産出国のとる資源政策が世界のレアメタル市場や資源供給に大きな影響を与えることになります。この傾向はとくに地球上の埋蔵量の少ない金属資源で顕著にみられています。
レアアースの産出国には新興国が多くなっていますが、近年これらの新興国の経済成長が著しく進んでいることから、それに伴って資源国の国内消費も増加し、今後もさらに消費が拡大することが予想されています。このため、新興国各国は将来の経済発展のためにも自国の資源を保護しておく目的で、輸出の引き締めを行っていると考えることもできます。
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