レアメタルの産出シェア
レアメタルの大きな特徴の一つであり、多くのレアメタルをめぐる問題の根底にあるのが「偏在性」の問題です。レアメタルは、消耗性の資源であることに加えて、希少性が高いものも多く、生産が一部の国や地域に偏っています。たとえば、世界の産出シェアを見てみると、レア・アースやタングステンの9割以上が中国で産出されていますし、南アフリカではプラチナの8割近く、バナジウム4割やクロム4割、マンガン2割なども同様に産出しています。
Sponsored Links »
最近では北朝鮮なども多くのレアメタル資源が眠っている可能性があるとして注目されています。カザフスタンやアフリカ、東南アジアなど、レアメタルの埋蔵に関して詳細な調査が行われていない国や地域もあり、今後新しく見つかる可能性は残されています。
しかしながら、このようにレアメタルは産出国が一部の国や地域に限定されることから、輸入国・消費国は産出国側の生産計画や国家戦略などのさまざまな要因によって、大きく影響を受けざるを得ません。また、産出国における紛争や鉱山事故、自然災害、労働争議などによって突然深刻な供給障害が生じる危険性もあります。

コメントをどうぞ